より安く新車を買いたい場合は、残価設定ローンがおすすめです。
残価設定ローンでは、まず残価を決めてからローンを組むことになりますが、この時に留意しておきたいことがあります。
残価をいくらにするかは自動車購入時にディーラーが決定しますが、その際の決定金額が相場より安価になる可能性があります。
ディーラーの見積もるままの金額で残価設定ローンを組み、実際に売却をすると、本来入る金額を損する可能性があります。
車を売却する時になったら、中古車販売会社などに下取り価格を見積もってもらい、当初の残価と比較しましょう。
ディーラーが取り決めていた残価より高価格で買い取る業者があれば、ディーラー側にはそのお金で残価をまとめて払えばいい話です。
後で中古車業者に見積もり金額で車を売却すれば、差額を儲けることができます。
また、残価設定ローンを組んだ場合、ディーラー側の紹介する自動車保険の加入義務が生じることがあります。
それによって、保険にかかるお金が以前より高額なものになることがあります。
残価設定ローンでは、その車に乗っていた期間だけでなく、走行距離が制限されていることがあります。
あらかじめ取り決めていた期間内の走行距離が極端に長かった場合は、それだけ残価が下がった扱いになることがあります。
残価設定ローンで取り決めた残価は、車がひどく損傷していない状態を前提としていますので、車両点検査定をして当初の予想残価より下がってしまうこともあります。