洗顔はスキンケアの大前提であり、そのための化粧品選びもおろそかにできません。
適切な洗顔ができていなければ、スキンケア自体もうまくいきません。
皮脂汚れやほこりがお肌に残っていては、肌荒れや乾燥の要因になってしまいます。
ただし、洗浄力の強すぎる洗顔料などで肌に油脂部分まで除去することも、肌トラブルの原因です。
人間の皮膚は、奥から順番に真皮層、表皮層、角質層から成り、常に新しい皮膚が作られています。
真皮層には保水力の強いヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンなどが存在し、肌に水分を補っています。
加齢などにより、不足すると皮膚の弾力や張りがなくなり、いわゆる「老け顔」になります。
皮脂や汗などの生体内で無用になったものを出しやすいよう、真皮層は必要な酸素や栄養を表皮に配ります。
表皮は4層からできています。
底から新しく生まれた細胞が角質層へ押し上げられて、垢になってはがれ落ちるのです。
お肌のうるおいや弾力性は、生来持ち合わせている角質層の保水成分だけでなく、分泌させる皮脂によってもキープされています。
日々のお手入れを怠っていないならば、肌本来の保湿力や代謝力が働きますから、肌トラブルや乾燥なども自ずと解決ができるでしょう。
数ある化粧品の中から肌質と相性のいい洗顔剤を選び抜き、適切な洗顔手順での洗顔を継続して行うことによって、肌をより良い状態にキープすることができます。
毎日のスキンケアによって肌を効果的に若返らせるには、自分の肌の状態を知り、肌と相性がいい化粧品を賢く使いこなすことでしょう。