ローンを組む時には親子ローンが便利ですが、親子ローンならではの注意点も事前に認識しておきましょう。
親子ローンは別名リレーローンとも呼ばれており、まさにリレーのように親から子供へバトンというローンが手渡される方式のローンです。
親子ローンは住宅ローン融資を利用する時に使うことが多く、親子で一緒に住む家を建てる時などに利用するローンです。
親から子へ、借りたお金を返済する人が交替することを前提として、親子ローンという形で資金を借ります。
親子ローンを利用することで、親子2世代が一緒に暮らすことができる規模の住宅を購入するための資金を得ることが可能になります。
親子ローンでは、親の返済能力が残っているうちは親が返済を行い、年齢や健康上の理由で返済が難しくなって以降は子供が返済を行って、ローンを完済するという形になります。
基本的に、住宅ローン契約を結べるのは65歳までです。
親子ローンにすることで、65歳を超えていても金融会社のローン審査に通る見込みが高くなり、年配者でも借りやすくなります。
年齢的にローンが組めない人でも利用できるのが、親子ローンの大きなメリットでしょう。
親子ローンを利用する時に気をつけるべきこととして、親子ローンを組んで購入した家は、今すぐでなくても同居する必要があります。
同居する予定が、予定どおりに進まなかったということはありえます。
最初のころは親子良好な関係で、一緒に暮らすつもりでしても、思いがけない出来事が起きて共に住むことが困難になることもあります。
自分は住んでいないのに、住宅ローンの支払いをずっと続けざるをえないという問題も起こりえますので、親子ローンの利用は慎重に決断してください。